五木ひろし歌手生活55周年 人生の大勝負は「歌謡選手権」
歌手の五木ひろし(71)が5日、歌手生活55周年を記念して、ザ・プリンスパークタワー東京(東京都港区)で「感謝の響宴」を開催した。森喜朗、小泉純一郎、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長、歌手の北島三郎など、政財界や芸能界の超大物27人が発起人に名を連ね、ファンや関係者500人以上が集まった。五木は新曲「和み酒」「麗しきボサノヴァ」を含む、昭和・平成のヒット曲から選び抜いた10曲を熱唱した。
五木は1964(昭39)年デビュー。しかし当初はヒットに恵まれず、4回改名。1970(昭45)年、「全日本歌謡選手権」で10週連続勝ち抜き、23歳で「五木ひろし」となり、「よこはま・たそがれ」が大ヒット。以降49年間、国民的歌手として活躍してきた。
開演前の取材で歌手生活での一番の思い出を聞かれた五木は、「やはり全日本歌謡選手権ですね。これでダメだったら歌手を辞めようと思っていました。まさに人生の大勝負でした」と答え、「今まで支えてくれたすべての方に感謝を伝えたい」と振り返った。